年度末は、翌年度の仕事をいかに確保していくか、
毎年悩まされることと思います。

ビジネスチャンスというものを考えるに、三菱財閥の創業者岩崎弥太郎が
「機会は魚群と同じだ。 はまったからといって網を作ろうとするのでは間に合わぬ」といっております。

「魚が来てから網を作ろうとしても魚は逃げてしまう。
いつ魚が来てもいいように網を作っておきなさい」と教えているのですが、
これは「チャンスはいつ来るか判らない。
いつチャンスが来てもいいように段取りだけはしっかりしておきなさい」
という意味だそうです。

貧しい地下浪人だった岩崎弥太郎は、商売で一旗揚げるわけですが、
何か声が掛かった場合、すぐさま対応できる社内体制を作り上げ、
またその先の展望を読んで自らもチャンスを作り上げていったのでしょう。

多くの人がチャンスを見逃す中、いつでもチャンスを物にしている人がおります。
チャンスを物にする人は、チャンスを見逃す人には見えない何かを持っているのでしょう。
それはいつでも「チャンスを物にする」
という意識と段取りをしているということだと思います。

チャンスという魚が来てから網を作っていたのでは遅いのです。
また、魚群は待っているのでは何も得られません。
自ら魚群に近づいていくことが大事だと思います 

「ドアの向こうに夢があるなら、ドアがあくまで叩き続けるんだ。」By 矢沢永吉