幕末の英雄、坂本龍馬の言葉に
「事は、十中八九まで、自らこれを行い、残り一二を、他に譲りて功をなさむべし。」
とあります

仕事というものは、全部をやらずに八分までで良い。
八分までが困難の道であり、あとの二分は誰でもできる。 

だから、その二分は人にやらせて完成の功を譲ってしまう。
それでなければ大事業というものはできないという意味だそうです。

自分なりに解釈を加えれば完成の功を譲ることにより、
後継者に自信をつけさせ、育てる意味があるのだと思います

しかしながら、八分の努力というのは人に理解してもらえないもので、
逆に、二分を譲ることで、仕事を投げ出し押しつけた様に
とらえられたりすることもあります。


「世の人は我を何とも言わば言え、我がなすことは我のみぞ知る」